6月(もうアジ本番?)
偶然に大アジを釣れたのが一月前。
その感触が忘れらずアジ一本に絞り、今年初めてのサビキ仕掛
けだ。キスが不振だったせいもあるが、昨年から続いているアジに
シビレテいる。
ポイントはカケアガリで、水深7mぐらいか。
浅いから一気に竿が曲がり、心臓が波打ち体にわるい。
今回は、夫婦連れの友人と一緒である。
あの感動を味わってもらいたいと、舟を出した。

彼等は夜中に出発したらしい。新しくできた日本一の釣堀をめざし、
大漁に胸をはずませて・・・。
夜が明ける前から入場待ちの行列ができていたとか。
驚くほどジャンボな施設らしい。が、一人が占有できる幅は1.2mと
いうからノンビリという訳にはいかなかったようだ。

その道のプロというのがいるもので、同じように竿を出して、愕然と
差が出るらしく釣果は気の毒としか言いようがない。
彼等にとって釣堀は初めての体験というから、それならばワタシも
同じ初心者だ。
同じ苦杯を飲まされるのなら、釣堀なんか永久に行くまいと思った。

さて、さっそく一匹釣り上げたところで、おなかがオカシクなってきた。
腹をだして昼寝していたから冷えたらしい。一旦戻ってから出直す
ことにした。
ほんの今しがたまで彼等にとって、運の悪いつまらない一日だった
はず。しかし、仕切りなおしが幸いしたのか、細君の竿が一気に
海中に突っ込んだ。

天気が良い日であれば、太陽が西の山の稜線に隠れるまで魚の
活性はオトナシものだ。しかし今日のような曇り空では早々と食っ
てくれる。
友人の竿も曲がり、退屈しないぐらいに釣れる。
やがてアタリがパタッと無くなった。
バラシが3度も続けりゃあ仕方がないか。

3人で250円のアミエビブロックが、半分も残った。
残ったエサを海水に流して、ついでに釣堀の悔しさも水に流すことが
できた。
ヨカッタ、ヨカッタ、試しにやってみたが結果は上出来。

これから当分アジ狙いに専念か、そう思うと笑いがこみ上げてきます。
これほどシアワセが約束された環境、だれにも言わず密かに守って
いかねば。

・・・・もう言っていますか。


中アジにサバにキス一匹。
キスは友人のサビキにきた。
サバが釣れたのにはオドロイタ。
人生で一番幸せなお時間、それはお昼寝です。
梅雨で蒸し暑いのですが、風通しが良いから極楽極楽。
静か過ぎて、コワイぐらい。