待ちに待った

しばらく雑用に追われてストレスだらけ。
そのストレスの解消には、春の海に浮かぶだけでいい。
欲をいえば、少しばかりの「引き」があれば言うことなし。

ますます細っていくココロの癒しには、ネット通信よりか
オサカナ通信、
「魚信」が必要なのです。

五月の連休前半は、級友たちが五ヶ所にやってきた。
海は静かだったが、釣りはしなかった。
海を眺めながらジャレ合うてばかりで。

わがままだから好き勝手にしたい。
他人がいる釣りは、気持ちがバラバラになってしまう。
ゆとりがないときは孤独がイイ。
だから、
ひとりだけの気ままな釣りに、こだわってみたのだ。
パラシュートアンカーは舟の中が水びたしになるし、
それに面倒くさいので、バケツでアンカー替わり



さて、満を期しての連休後半。
花と野菜作りに胸を膨らませている妻と一緒だ。
水温がメチャ低いから釣れなくて当たり前と、
釣りのムズカシサをサラリと言っておいたのだが。
いざ出漁する際に、
「大きいキス、期待してるからね」
と、出鼻を挫くようなことを。

波はおだやかで、眩いほど新緑にむせる山と海。
一年で一番の季節だ。
低水温のためか遊漁船がめっきり少ないが、それが
かえってまた静かでイイなぁ。

深場は水温がより低いから浅場のほうがイイ、と餌屋が
客に知恵を授けていたが、ワレ関せず。
沖に向かって、湾口の深場に向かってひたすら一直線。

サブイ湾内に入ろうかどうしようか迷っているのを、相手に
するつもりだから、
仕掛けも、1.5号ハリス1.5mに早掛けキス針一本だけ。

ググーンときた感触ときたら、
もう、やっぱり春のキスはこたえられないなぁ。
これは、4月の14日の釣果です。
あまりにも釣れないので、早々に引き上げてきました。

これが、5月5日の釣果。カタのいいキスが揃いました。
春の五目釣りのため、平生はご遠慮願っているベラ君にもご登場ねがいました。
実は、ベラの引きをマダイと間違え、マダイの引きを、
「チェッ、またベラか」と、間違えて・・・・