(7月25日(水曜日)


あの忌まわしい長梅雨から解放、
待ちに待った釣りだ♪


だけど季節は真夏、雨降りが暑さに入れ替わっただけ、

海の上ではクソ暑いのです。


先回の湾口直行は情けない事故?だったので、
本日は場所を変えて湾内で気分一新です。

ところが肝心の風は無く、天気予報を裏切るベタナギ。

蒸し暑いわ、釣りにならずで嫌になっていた時に、
ナカニシ先輩グループが現れ、挨拶もそこそこに
湾口に向かって去っていきました。


ワタクシも、すぐに後を追いかけましょう。

勢いのある人の後ろについていきます、
気分一新なんかどうでもイイのであります。





湾口に浮かぶ島は葛島。

そこを通り過ぎようとしていた時、赤いものが
目に止まりました。

ちょっと岸に近づき確かめようとしたとき、

バシャーンと水しぶきをあげ、水面から飛び出したものは
何だったんだろう?

ひょっとして、デカマダイか!

なにかウレシイ予感




赤いものを確かめるためにさらに近づくと、

あらら
オニユリじゃないですか。

波しぶきが当たる劣悪の環境で
オニユリが咲いています。


きっとこれは何かの引き合わせに違いありません。
「急げばまわれ」 「果報は寝て待て」というし、

さきほどのバシャーンといい、
赤つながりが、これから先を暗示しているのでしょう。



葛島を後に湾口に飛び出すと、おぼろな地平線、
そして船が一隻。

なぜか寂しそうに見えてしまう、
ナカニシ先輩グループの僚船でした。



まあ、赤に染まるは我が身だけと、

ええ、けっして焦りません。

オニユリに足を止める余裕ですね。



ジグにシイラが食らいつき、後から群れが次々と追いかけて
騒がしくなってきました。

これが2匹もかかると汗びっしょり。

赤のドッカーンに備え、無駄に体力を消耗したくないのに、

たまに赤が来ても、肝心の赤ダイヤではないし・・・


どうなっているんだろう



(7月24日の水揚げ) ★トレイの長さは43.5cm

暑いし釣れないし、オニユリからのご神託は
地平線のかなたに消え去ろうとしています。

強くなる大波でローリングが激しくなってきました。

老体が壊れる前に、
一刻も早く脱出することにしましょう。



帰ってから[さかな大図鑑 小西和人編]で、
気になっていたハタ類の釣り評価を調べてみました
(1985年釣りサンデーから発売 定価5,500円)


五ケ所湾で釣れたハタ類から
釣り味・・最高が5   食味・・最高が5

キジハタ    4  5
マハタ     3  5
アカハタ    3  3
アオハタ    1  4
ホウキハタ  2  3
オオモンハタ 2  3

今回持ち帰ったアカハタの食味は低いですね。

ちなみに釣り味、食味とも5点となる魚は、

マダイ、チダイ、ヒラメ、マゴチ、クエ
ヒラマサ、カンパチ、シマアジ
の8種でした。


そうそう、忘れるとこでした。

ワタクシがオニユリに目を奪われている
ちょうどその時に、まさにその時に、

50cmオーバーのマダイを釣りあげ、ワタクシに
是が非でも見せたかったという釣り師がいたとか・・・


名は、ナカニ〇名人

4人のメンバーでマダイを釣った人は他に1名で、
ワタクシと同じ30cmそこそこだということですから
50cm越えはまさにヨダレものです




あぶなかった、よかったぁ♪

一番見たくないドヤ顔をスルーできたのは
きっとオニユリのおかげでしょう。


そうでも思わないことには



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