オープンガーデン準備編................


...
秋です。

気持ちが高ぶり眠ってなどおれません。
夜明け前に起き、
パジャマ姿で薄暗い庭をうろつきます。

明るくなると待ってましたとばかり、外に飛び出します。






今年の夏は雨が極端に少なく、植物にとって過酷な
季節となりました。
夏越しが精一杯で、およそ3割が枯れ死しました。

花の補充をしないといけません。
でもそれは、それで楽しいこと。

来年は今年以上に、沢山の花を咲かせましょう。
はたして花好きなお客さん、気づいてくれるで
しょうか。


とりあえず花壇の拡大を急ぎます。
土を耕せば、石とガラスと不燃ゴミがザックザック。


どこもかしこも土が7割、石が3割の不毛の地。
しかしフルイにかければ、極上の花壇に生まれ変わる
でしょう。

まず、土を十分に耕すことから始めます。
ツルハシでないと、土を起こすことはできません。
大きな石を取り除くのは、この段階ですね。

つぎに、耕した土をフルイにかけて石と土に分けます
が、これで終わらないのがワタクシ流。

一輪車に貯めた小石を、さらにもう一度フルイにかけ、
石に付着した土をはがします。










さあ、二度目のフルイが終わりました。
石だけにしたものを、別の一輪車に移し、
一杯になったら、遊歩道の補修に使うわけで。

好きなんですなあ。
こんなことを一カ月以上続けてました。











かたや、バーヤは苗づくりに勤しみます。
一年草のヤグルマソウやネモフイラなどです。

直播は、エートなんでしたっけ?
そうそう、春一番とくれば忘れちゃいけません。

ナノハナ、レンゲが我が庭の定番でした。
それに、今年好評だったアグロステンマはもちろん、
新たにワスレナグサとニゲラも加わりました。





ネットで購入した宿根草の苗が届きました。
枯れ死の補充用も、半端な数じゃありませんね。

宿根草の多くはワガママです。
まず高温を嫌います。そして多湿も嫌います。

ここは伊勢志摩の海辺。
日本有数の高温多湿地帯です。

昼過ぎから日陰になる場所は、直物にとって
超一等地。
この地の優先権をめぐり、過当な競争が絶えま
せん。

花の名札も補充します。

草刈り機の回転刃が誤って接触した途端
即、破断の憂き目に。

気をつけているんですがねえ




家の北側で何をしているかといいますと、
棍棒で石の周りを突き固めているのであります。

なぜこんなことをしているのかといいますと、
石がぐらつかないように、であります。

石の1/4以上が土に埋もり、さらに周到に
突き固める訳で、ピクリとも動きません。

全ての石に抜かりは無いはずです。


















自然風に石を据えつけたはずなのに・・・
どうしても人工的になっちゃう。

一度据えたものを移し、別の石に置き換え、
それも納得できず、また別の石の置き換え・・・

とめどもつづく試行錯誤と美学への執念。
ずいぶんてこづりました。


この場所のロックガーデンもようやく完了です。

だれも家の裏側まで見に来ないのに、ね





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