黄金(こがね)路
...............
     
      季節で一番寒い2月。
      
      わずか一週間のの出来事です。






「美し国おこし・三重」津地域拡大座談会 ユンボ講習会

2月の初旬、津市美里町の古民家での一コマです。
田舎暮らしをしている人、サポーター、行政マンたちの
気楽なお喋り会がありました。
題して「三重の暮らし、みんなで考える」

三重南部は、これといった産業に乏しく人口減が著しい所。
過疎化に歯止めをかけたいとの思いは、ヒシヒシと
伝わってきます。

若者の移住と定着こそが、地域活性化の要となるので
しょう。
しかしワタクシはジジイです。
華やかさや活力とかは、すでに過去形となっています。
したがって期待度ゼロでありますね。

地域活性化に貢献できることを強いてあげると、
唯一、「毎日を楽しく生きること」でしょうか。

楽しさは人を呼びます。
子供や親戚、都会の友人知人、近所の人たちが、
何だろう?と、楽しさを覗きに訪ねてきます。

人が集まり笑い声が絶えなければ、そこは過疎とは
呼ばないのではないでしょうか(へりくつ)。










 
町で小型車両系建設機械の講習会があり、週末の二日間、
学科と実技を学ぶ機会を得ました。

ところで海辺の田舎暮らしに必要な3大免許といえば、

一つ、小型船舶免許。
船で魚釣りするために勇んで取りました。
しかし今じゃあ、船外機を小さくしたので不要となりました。

一つ、狩猟の免許。
シカにオモチャにされていたころ、憎さ百倍の矛先を
罠猟の資格に向けました。
しかし今じゃあ、鉄壁?と思える柵のおかげで被害が激減し、
不要となりました。

一つ、ユンボの免許。
岩を動かしたり、木の根っこを掘り出すためにユンボは百人力。
しかし今じゃあ、基盤整備もほぼ終了し、不要となりました。

じゃあなぜ、このクソ寒い時期に講習を受けたかというと
カッコつけるため・・・だけではありません。

欲しくてならなかった過去が、ときどき夢枕に出てくるのであり
まして(ウソっぽい)。











志摩ヨットハーバー連続火災

昨年の6月14日にクラブハウスが全焼。
半年後の12月13日に倉庫が全焼。
そしてそれから2カ月後の今年2月10日に
ボートハウスが全焼。

いずれも人気のなくなった夜に限り発生。
我が家から直線距離で300mもありません。

のどかで静かなこの場所に、まったく
似合わない異常な光景が続きました。







鶴路山(291.9m)

...... 「山登りにイイ時期って、いつですか?」

「2月ね」
Nさん、即答でした。
彼女は登山愛好グループ「南勢テクテク会」事務長の奥さん。

この会話は二年前に移住して間もなくのころ。
そのときのアドバイスを試す季節がやってきました。

登り口で道に迷い地元の人に案内されるのは、昨年の局ケ頂
登山と同じパターンです。
みんなやさしいなあ。

途中で道に迷い、上へ上へと直登するのもいつものことです。
少し汗をかいただけで頂上、ありがたいなあ。

標高がわずか300m。
なんて素晴らしいパノラマなんでしょう。




帰路で見つけた、
この木なんの木?気になる木名前も知らない 木ですから♪

しかしワタクシは知っております。
スベスベした木肌だからサルスベリ・・ではありません。
じゃあリョウブ・・でもありませんね。

自然風の庭には欠くことのできない花木です。
人気落葉花木の10種に入るでしょう。
園芸店では、苗木が入荷してもすぐに売り切れとなるようです。

極上株立ち掘り出もの
ヒメシャラ 苗木1.2m 2,980円

俗人ですからすぐに値段のことになってしまう。




..... ヒメシャラの群生。
金色に輝いて見えます。
大木だけでも珍しいのに群生ですよ!


園芸店では一本10万円はするでしょう。
これが数えきれないほど。

10万、20万、30万・・・1,000万
木の肌が黄金(こがね)に思えました。

世の中に、こんな贅沢な登山路があったでしょうか。






下山の途中、
ウレシイ風景に出合いました。

右上の入江奥の白い建物が南伊勢高校。
となると手前の右側に我が家があるはず。

アッター!


落葉樹がすっかり葉を落とし、
視界がグンと広がる2月。

落ち葉で敷き詰められた
やわらかな登山路。

2月の山登りは最高です。





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