失敗に学ぶ(2019)

今年のオープンガーデンの特徴を一つ上げるとしたら
何だろう?

根っから花好きなお客さんが多かったことかな、

それともリピーターさんの多さに感銘したことだろうか、

これらはうれしいことですが、失敗したこともキチンと

記憶に留めなくちゃあ




いよいよオープンガーデン!

全てを自分たちで行うのは大変ですが、
それはそれで充実した日々でもあります。







今年は南伊勢・志摩オープンガーデン
8カ所となり倍増したので、

案内標識もたくさん作りました。







毎朝のこと、バーヤは

お客が来る前に、庭のどこかで一仕事。






朝食を終え、掃除を終え、洗濯を終え、

さっさと庭に向かうのです。







すっかり人気ものとなったホワイトロード。

オルレアホワイトレースの「こぼれ種マジック」に埋もれてみましょう。







オープンガーデンがまだ始まっていない時期に

納屋の東側に目をつけました。








開花に2年必要な花を、グッと縮めて来年に
咲かせる企てです。

種まきを前倒しで、春まきとするわけですが、
問題は暑い夏を苗が乗り切れるかどうかでしょう。

さっそく
西日を遮る場所に育苗棚を作ってみました。







2年も必要な花は何かって?

宿根スターチスが2種類に、セイヨウオダマキ、

モモバキキョウに、エキナセアなどなど







アガスターシェの小さな芽。

ようやく芽が出たのにチットも大きくならず、

やがては消えゆく、というのが多いんだなあ。


華々しくなった注目の開拓ゾーン。

手を加えてやれば結果が出る、それが園芸の楽しさでしょうか。






ただし、手を加えれば全てが良いわけではありません

以下は反省集です


種類が違った?アグロステンマにガッカリ。

種袋は同じなのに、花がやたらと小さく、
開花期間もすごく短い、これは腑に落ちません。

縁側に一番近いトップステージなのに、
枯れ姿ではねえ。







正門から入ってすぐの場所。

ナンジャモンジャの木の下に植えてあった水仙などを
思い切って処分した結果がこれ。

オープン真っ盛りの時期に赤土ですから、
植栽プランの未熟さに泣かされます。

枯れた花は見苦しい。

それを取り除いても、見苦しさは変わりません。




枯れる前の画像







見苦しい場所にはフェリシアが咲いていました。

どうです 素敵じゃありませんか!

でもね、オープンガーデンの盛期に枯れ果てちゃあ
洒落にもなりませんよ。

枯れた後の画像

オープン最終日(6月10日)二日前の
キセランセマム。

人通りが多い通路近く、蕾のままでした。

種から育てる花はいろいろと厄介で、
ましてや開花予想となると、
自ら実証実験するしかないのです。







ワタクシめが育てたオレンジ色の花の競演。

ただし賑やかさを好まないバーヤは、黙して語らず。


ええ、承知しております、
来年度は半分以下に減らしましょう。

汐見ガーデンのテーマはナチュラルガーデン。

毎年増えつづけるリピーターさんの想いを裏切らないこと、

今やそれが目標となっています。







うれしいことが一杯


お待ちしてました、我が庭の妖精さん

一年会わないうちにずいぶん大きくなったね♪







次々と誕生する花の妖精

み〜んな汐見ガーデンとお友だちになってね♪



お客さんからよく聞かされるのが

「癒されます」という言葉


ありがたいことです

ちょっと汗をかいた代償が大きすぎて、
お礼の言葉に詰まります。




昨年の秋撒き種からの贈り物


ダメだとあきらめていたリシマキアボージョレー、
ラストスパートで期間内に滑り込みました。

このワイン色に魅了されたら、
遅刻の文句を言えません。







竹藪小径のキセランセマム。

同じ花なのに人目につく場所では開花できず、
逆に人目につかない場所で張り切るんだから。

こういうの、
なんだか不器用で愚直な人に多そうな・・







開花当初は小さくてショボいかんじでした。

しかし日を重ねるうちに存在感がでてきた
桜色のサルビア。

芽出しから苦労させられだけに、
最後に借りを返してくれたのかな。


これも期待を裏切りそうで、そうならなかった
ヘリニウム。

種から育てたものは、
期待どおりにいかないのが大半でした。

それにしても結果が出るのに半年以上要し、
次の結果を求めるなら1年先になります。

余命少ない爺にとって、
時間がかかり過ぎなんです。






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